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How To 護身術

- How To Goshinjutsu -

子どものための護身術

危ない目にあっても対応できる子供に!護身術とは

2019.09.26

子供が危険にさらされてからでは遅い

 
 
日本は子供たちだけで通学できる安全な国、世界からはこうして見られていますが、100%危険がないかというとそんなことはありません。
 
 
世界と比較すれば、親が必ず送り迎えしなければならないという危険な国ではありません。しかし、全く危険がないということはなく、現代は子供が被害を受けるような事件が多くなっています。
 
 
田舎でも子どもがさらわれる事件が起こっていますし、実際、最悪の結果になってしまった事件もあります。そのため、子どもたちに対しては、知らない人についていかない、無理やり連れて行かれそうになったら大きな声を出すなど、保護者、教育機関で防犯についての教育が行われています。
 
 
通学路付近の商店などにお子さんが誰でも逃げ込むことができるサポート、一般住宅等もあります。また、そのような防犯対策のなかでお子さんをこうした犯罪から守るために、保護者がいない、大人がいないシーンで少しでも対応できるようにと、子供の護身術が注目されています。
 
 
護身術は言葉通り、身を守るための武道です。空手、柔道、合気道などの武道によって、自分の身を守るすべを持つこと、さらに心身を鍛錬し、礼儀作法を覚えるためにも子どもにとっていい方法となるといわれています。最近は若い女性が自分の身を守るために合気道などを習うことも多くなっていますし、保護者の皆さんにとって、お子さんが自分自身を守るすべを持っていることは、少しでも危険な目に遭うことへの不安を取り除くことになります。
 
 
もちろん、危険について備えさせることと同時に、どういうことが危険につながるのかなど、しっかりと知識を持たせることも重要な事です。これからお子さんの危険回避について考えていきたいという方は、護身術によって身を守るすべを学ばせることも考えてみましょう。
 

 

危険回避が可能なルールを作っておくこと

 
 
護身術は力は相手にかなわなくても、いきなり襲いかかられた時、とっさに判断して撃退できるような行動を身に付けます。技術、方法も何を習わせるかによって違いがありますが、まず、危険な目に遭わないことが最も重要な事です。
 
 
しかし、護身術を習っていても、相手が複数だったり逃げる時に人に出会う確率が少ない状態、時間帯だった場合、リスクは格段に高くなります。お子さんが夜塾に行くことも多い時代なので、まず「夜外出する場合、保護者が同伴すること」「送迎が基本」という考えをもっておくといいでしょう。
 
 
しかし、どうしても夜道を保護者、大人なしで歩く必要があるという場合、お子さんに、暗い道、街灯がない道、人が隠れやすい場所などを遠ざけて、時間がかかっても明るい道、「いつも安全に歩くことできる道」を歩くように徹底します。
 
 
例えば、暗いけれど家に近い、でもそこを通ればこういう目に遭うかもしれない、実際にこういうことが起きているということを徹底してお子さんに教えておきます。
 
 
この約束を必ず守る事をご家族の中で最も重要なルールにするといいでしょう。もし知らない道を歩く場合でも、街灯があり明るく人通りがあるところを歩くように指導する、またそういう場所を歩かなければならない場合、親御さん、大人に連絡することを教えておくべきです。
 
 
たとえ護身術を心得ていても、相手が複数だった、追いかけるのに容易な道だった、暗くて人も通らない場所だったとなれば、一度は危険回避してもその後、結局犯罪に巻き込まれてしまうこともあります。護身術はあくまでも、子供が危険になった場合に対応できる術であり、100%危険回避できることではないということをしっかりと親子で認識しておく必要があります。
 
 

 
 

とっさの判断ができるかどうかが問題

 
 
子供が習うことのできる護身術にはいくつかの種類があります。最近はこうした自分で自分の身を守るということに注目が集まっているので、新しいスポーツや武道も生まれていますが、警察や教室などで危険に遭遇した場合に効果的に逃げるノウハウを身に付けることもできますし、格闘技を習うことで護身につなげることもできます。
 
 
格闘技には柔道、空手などの武道、さらにはボクシングなどがあります。
また関節技を利用することが多い柔術などは、子供の力でも大人をねじ伏せることができる方法など指導してくれるので人気があります。
 
 
警察などで教わる場合、いきなり掴まれたり、抱きつかれたりしたときにどのような体制で相手に対応すればいいか、またどんなふうに助けをまわりに求めればいいかという、実際に犯罪にあった場合を想定して指導してくれるので、お子さんにも分かりやすいです。
 
 
しかし、とっさに短期的に指導してもらったことが出せるかどうかということが心配という方は、やはり柔道や空手、合気道、少林寺などの武道を継続的に習わせて、危険回避できるようにしておくといいでしょう。
 
 
現在はこんなことが起るの?と驚くほど、お子さんに対して凶悪な犯罪が起こっています。日本は安全な国であっても、今、自分の身近なところで何が起こるかわからないという認識を持っておく必要があります。

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この記事の監修者
西尾 健
1975年11月生まれ。広島県出身。クラヴマガブラックベルト(黒帯)一段保有。クラヴマガ指導歴15年、国内トップレベルの技術とクラヴマガ指導経験をもつインストラクター。歯切れがよく運動量も豊富でアグレッシブなトレーニングスタイルは大変特徴的で、担当するクラスのファンは実に多い。日本におけるクラヴマガのレジェンドインストラクターの一人。クラスにおける軍曹ばりのしごきはとてもハードな一方、心身ともに抜群に鍛えられるため大人気。柔術の経験も豊富。マガジム六本木店 チーフインストラクター。
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