護身術とは
2021.11.04
夜道背後から抱きつかれ、車に運ばれる。。
そんな映画やドラマのようなシチュエーションは実際に現実でもあり得るシーンです。
特に女性や子供を狙った犯行は多くあります。
まずはそ打った時にどんな護身術をすればいいのか、解説していきます。
目次
まずはこちらの動画をご覧ください。
今回の動画はいかがでしたでか?
マガジムでは、日常起こりうる護身に対するまで、様々なテクニックを習えます。また、そもそも危険な環境を作らないための心構えも学べます。気になる方はクラス体験やクラス見学にお申込み下さい。
まずは容易に持ち上げられないように、重心を落とします。具体的には
しっかりと両足を前後に広げ、腰を落とし、膝を曲げます。
人間の最も重いパーツである頭部が低く前方に加重されるため、それだけでも犯人はカンタンに持ち上げることができなくなります。
試しにどなたかに協力してもらい、直立している場合と重心を落とした場合、どちらが容易に持ち上げることができるか実験してみてください。
重心が落ちた相手は本当に重く感じると思います。
もし背後から抱きつかれるようなことがあれば、どういう場合であっても重心を深く落とし、素早く抵抗してください。
自分を襲ってくるのは犯人ですが、より厳密にいうとこの段階で最も危険なのは、犯人の手です。手こそ自分を攻撃してくる武器です。
その手を自由にさせてしまうと、犯人は違った攻撃をする可能性があります。
具体的には、手を解いて殴りかかってきたり、ヘッドロックをしてきたり。そうなると、さらに状況が悪化してしまいます。
それを防ぐため相手の手をつかんでコントロールし、手の自由を奪います。
腰を落としたことによって、自分と犯人の顔の間に距離ができ、犯人の顔はむき出しになります。
すかさず顔めがけて肘うちを放ちます。
犯人は肘うちを嫌がり、反射的に逆を向いてきますのでそこですかさず、逆の手でも肘うち。
左右の肘で連打をすることによって、顔面にヒットする可能性が高まります。
打撃を嫌がって犯人が手を離すようであればいいのですが、それでも離さない場合は足の甲をかかとで思いきり踏みつけます。
さらにかかとで股間を蹴り上げます。犯人が手を離したり緩めたりするまで、徹底的に攻撃をします。
犯人の手が緩み、もはや自分に抱きつくことができずその場にうずくまるようであれば、すかさず全力で逃げて下さい。
ただし、犯人が無力化していない場合は、その場から逃げ出そうとしても追いかけられ、再度捕まることがあればより危険です。
完全に逃げ切るためには、少しの間であったとしても相手をソフトにして(=無力化して)逃げる時間を確保しないといけません。
そのため振り向いて犯人の肩をつかみ、徹底的に急所をめがけて攻撃を加えます
具体的には最大の急所の一つである股間に対して思いきり蹴りを入れたり
みぞおちに対して膝蹴りを加えたり、
犯人の首の裏めがけて肘うちを入れたりします。いずれの箇所も自分からみて、露出された犯人の急所です。
急所とは、屈強な人物であっても鍛えることができない箇所です。
攻撃を加えられればほとんどの人が痛みからうずくまったり、息苦しくなり、動きが止まります。
それこそが護身で必要な、逃げる時間を確保するために相手をソフトにするということです。
ソフトになった相手を思いきり押し、その反動も使って危険なその場から逃げ去ります。
押すことで相手との距離が作れます。また、うまくいけば相手は倒れてくれるかもしれません。
全力で逃げて危険から離れ、身の安全を確保したら警察へ通報してください。
続いては、「背後から抱きつかれた時」と、「背後から抱きつかれ持ち上げられた時」の護身を2つ紹介していきます。
今回は実際の事件映像を想定して護身をご紹介いたします。
今回は海外の映像をもとに解説いたしました。時間帯は昼と犯行をするには悪条件にもかかわらず海外では、このように犯行が行われます。
最初の実映像では、女性が抱きつかれた瞬間に大声を出し、暴れていました。
これも一つ重要な護身です。大声を出すことによって、周囲の人に目線を向けてもらうことは犯行者が一番嫌がることです。
恐怖で声が出ない方もいますが、いざという時に声が出るような訓練をしていれば、もし危険な状況に遭遇した時に、大声が出るようになります。
マガジムのクラスではこのような対応策を他にも練習できたりしますので、まずはチェックしてください。
背後に抱きつかれて、危険なのは「持ち上げられる」「連れていかれる」の2点です。
そうならないよう、まずはベースを作ります。
腰を落とすことで重心を下げることができます。
重心を下に下げれば持ち上げられにくく、なりますのでその隙に攻撃に入ります。
重心を落とすと同時に自分のお尻と相手の間に空間を作ります。
空間ができれば自分の腰を移動されることができるので、ネクストアクションに入れます。
なぜ股間を狙う必要があるのかというと、人間の急所になるからです。
急所はどんなに強い方でも、殴られれば怯みます。
股間もそのうちの一つです。
まずは自分のお尻をずらして相手の股間目掛け、攻撃していきます。
この時手は、グーではなく、軽くものを包むような”くの字”を手のひらで作り、相手の股間にあてます。
股間を攻撃することで相手は自然と腰を引きます。
ここからさらに相手の手を解きます。
股間を攻撃した後すぐに、肘打ちで攻撃をします。
肘を交互に引き相手の腹目掛け、攻撃していきます。
そうすることで相手の手が解かれるので、その隙に逃げます。
逃げれるまで全力で肘打ちをしましょう。
続いては、持ち上げられた場合の護身です。
持ち上げられるとなかなか攻撃することができません。
まずは、相手の自由を奪うために、自分の足で相手の足を絡み付けます。
足に絡み付けたと同時に相手の股間を蹴ります。
前述どおり、股間は急所になりますので、相手は怯み、手を離すこともあり得ます。
ただ、相手の股間を蹴ろうとすると、距離が近いがために、相手のお尻に足が行ってしまうことがあります。
意識的には、自分のお尻を蹴る意識を持って、蹴ることが重要になります。
相手がまだ抱きついた状態にあれば、肘打ちをしてその場から逃げます。
肘打ちは相手の溝打ち目掛け攻撃することができれば、ベストですがまずは全力で肘打ちを連打しましょう。
相手の手が解けたら、すぐに逃げてください。
今回は、背後から抱きつかれた時の護身をご紹介いたしました。
そんな時、お教えしたクラヴマガのテクニックが出せればいいですが、それには繰り返しの訓練が必要です。
まずとるべきは、危険から積極的に離れ、トラブルに巻き込まれない行動を未然に取り、それでも巻き込まれそうになったらすぐに逃げることを第一優先に考えてください。
護身の基本的な考え方として、戦わずに危険を回避することが一番です。
そのためにも、危険に出くわした時に、冷静に対応できるメンタルが大切です。
マガジムは、護身術のテクニックだけではなく、危険な状況にあった時に慌てず冷静な判断ができるようなメンタル強化もできるジムです。
気になる方は実際に触れてみるのが一番!
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