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How To 護身術

- How To Goshinjutsu -

護身術とは女性のための護身術

ストーカー被害から逃れる方法: 護身術の力

2023.09.11

ストーカーによる凶悪な事件の報道は絶えません。ストーカー被害の対象にならないためにできることはあるものの、犯人の動機は様々で、異常性が高くなっている傾向にあります。ですので、ストーカー被害は誰にでも起こりうるものと考える必要があります。

一方で万が一被害に合いそうになったとしても、決して無力ではありません。事前にとりうる様々な対策が存在します。そして護身術は、身を守るための最後の手段として非常に有効です。

一般的なストーカー対策

このセクションでは、ストーカー被害を予防し、防衛力を高めるために事前にできる対策について説明します。護身術以前に、まずは以下を実践することが重要です。

プライバシーとセキュリティの強化

ソーシャルメディアのプライバシー設定

ソーシャルメディアプロフィールのプライバシー設定を確認し、不必要な情報を非公開に設定します。


個人情報の注意

個人情報を慎重に扱い、オンラインでの情報提供を最小限に抑えます。身分証明書や住所などの情報を不用意に共有しないようにします。

セキュリティ強化

居住地のセキュリティ

自宅や職場のセキュリティを向上させ、防犯カメラやセキュリティシステムを設置すること、またはそのような職場や住居を選択する検討をします。コストはかかりますが、レセプション担当や警備員が常駐している居住地は、大きな犯罪抑止効果を持つと言えます。


移動中の警戒

移動中に周囲を注意深く観察し、不審者や異常な行動に気づいた場合は即、警察に通報できるように準備します。また最悪のシナリオを常に想定し、人気の少ない道を夜間に通行するなど、リスクの高い高度は避け、積極的に低リスクな行動を選択します。

事前の相談

信頼できる友人や家族

ストーカー被害に巻き込まれた場合、もしくはそんな悪い予感がする場合、信頼できる友人や家族に真っ先に相談します。決して一人で抱え込まないことが大切です。


専門家への相談

万が一ストーカー被害に直面した場合やそれに近い状況の場合、警察や弁護士などの専門機関に迅速に相談します。

護身術の基本原則

これらの対策をすべて施したとしても、ストーカー被害から逃れられると保証されるわけではありません。万が一ストーカーが目の前に現れ、危害を加えようとしてきた場合、周囲に人がいなければ頼れるのは自分しかありません。その時に威力を発揮するのが護身術です。

護身術の基本技術

打撃技(ストライク)

打撃を学ぶことで、ストーカーから身を守る力が向上します。例えば、ストーカーが接近してあなたを襲撃してきた場合、適切な打撃技を使って相手にダメージを与え、逃げるチャンスを得ることができます。そのためには、最小の力で相手を無力化できる「急所」を狙うことがポイントです。


急所とは、いかに屈強な人であっても鍛えることができない場所です。急所への打撃は一般的な格闘技では反則であり、格闘技では習うことはできません。一方で護身術では、目やのど・股間など、急所への攻撃を、基本的な打撃として真っ先に習います。護身術は競技と異なり、相手に勝つことではなく、相手から逃げることが目的であるため、急所を狙って一瞬でも相手が無力化した隙に逃げる。それが最も合理的な考え方です。



組み技(グラップリング)

グラップリングは、相手を制御するために役立ちます。ストーカーが接近し、身体をつかんできた場合や抱きついてきた場合、地面に倒された場合などには、組み技を使って相手を制御し、自分が不利な体勢にならないことが大切です。


また高いグラップリング能力を身につければ、犯人を制圧することもできます。周囲に助けを呼び、警察の到着まで時間を稼ぐこともできます。護身術の基本的な組み技を習得することは、ストーカーから身を守るために重要なスキルです。


凶器対策

凶悪化するストーカー犯罪では、犯人が刃物などの凶器を持っていることが考えられます。そんな時は相手からすぐに距離をとって逃げることが最善の策ですが、状況によってはそれができないことがあります。そんな時に対応するには、絶体絶命の危機に特化した護身の訓練をする以外ありません。また素手で対抗するのはあまりにもリスクが高いため、防犯グッズの携帯や使用も含めて訓練する必要があります。

護身術トレーニングとストーカー対策

護身術トレーニングメリット

護身術のトレーニングは、自己防衛意識とスキルを高めるとともに、自信を高めることに役立ちます。ストーカー被害への恐怖心や無力感を減少できれば、日々のストレスは低下し、生活の質も向上します。護身術のトレーニングは、自分自身を守るために必要な自信を持つための有効な手段です。

ストーカー対策における護身術の役割

護身術の習得は、ストーカー対策の最後の手段として非常に有効です。護身術を身につけることで、ストーカーに対する正しい警戒心や、万が一の時に身を守るスキルと体力を身につけ、自己を守る能力は高まります。

ケーススタディ

このセクションではシナリオに基づいて、ストーカーが襲ってきた場合にどのように護身術を活用できるかをいくつか示します。以下に、具体的なケーススタディを動画とともに紹介します。

ケース1: 路上で背後から抱きつかれた

ストーカーが人気の無い路上で背後から突然抱きついてきた場合、以下の護身術が有効です。動画とともに、その解決策の一例をご覧ください。

後ろから抱きつかれたときの護身術 2選

ケース2: 引きずりこまれて馬乗りにされた

性的暴行を目的としたストーカーが、ターゲットを人気の無い場所に引きずり込み、馬乗りになった場合の対応策です。難易度は非常に高いですが動画を参考にしてください。

「ジョギング女性を見てムラムラ」超悪質事件から護身を考える

ケース3: 刃物で脅された

ストーカーが刃物を出して来た場合の解決策の一例です。ご参考下さい。

ナイフで襲われた時の5つの状況と対処法(護身術)

ケース4: 護身術を数年訓練している女性の例

公園でのジョギング中を想定し、クラヴマガを数年習っている女性の方にご協力頂き、リアルなシミュレーションを試みました。

【ガチ検証】クラヴマガ使いの女性なら突然の暴漢への対処ができるのか?!


これらのケーススタディは、実際のストーカー被害に対処する際に、護身術がどのように機能しうるかを示すものです。護身術を学ぶことで全てが解決するわけではありませんので、まずは知人や家族、警察などの専門家への相談が不可欠です。

しかし少なくとも、護身術を習得することは、危機管理意識はもちろん、身体が危険な状況における抵抗力や対抗力が向上します。護身術の習得にご興味をお持ちの方は、是非一度、マガジムのクラス体験にいらしてみてください。

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この記事の監修者
西尾 健
1975年11月生まれ。広島県出身。クラヴマガブラックベルト(黒帯)一段保有。クラヴマガ指導歴15年、国内トップレベルの技術とクラヴマガ指導経験をもつインストラクター。歯切れがよく運動量も豊富でアグレッシブなトレーニングスタイルは大変特徴的で、担当するクラスのファンは実に多い。日本におけるクラヴマガのレジェンドインストラクターの一人。クラスにおける軍曹ばりのしごきはとてもハードな一方、心身ともに抜群に鍛えられるため大人気。柔術の経験も豊富。マガジム六本木店 チーフインストラクター。
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